疾患

シンスプリント

シンスプリント(正式名:脛骨過労性骨膜炎)は、脛(すね)の内側に痛みが出るスポーツ障害で、特にランニングやジャンプを繰り返す競技で多く見られます。

🔍概要

  • 「すねの内側下方1/3の痛み」が主症状
  • 使いすぎ(オーバーユース)による骨膜の炎症
  • 初期なら自然回復することが多いが、放置すると疲労骨折に進行することも

💡原因

  • オーバーユース(長距離ランニング、ジャンプの繰り返し)
  • 下肢の筋肉のアンバランスや柔軟性低下(特に後脛骨筋、ヒラメ筋、腓腹筋の過緊張)
  • 足のアライメント異常(偏平足、O脚、X脚など)
  • 硬い地面での運動
  • 不適切なシューズ
  • 急な運動量の増加

🧠症状

  • すねの内側(脛骨内側)の痛み
  • 最初は運動後に痛む → 進行すると運動中や安静時にも痛む
  • 押すと痛い(圧痛)
  • 腫れはほとんどないが、慢性化すると痛みが強くなる

🩺診断

  • 問診と触診
  • レントゲンでは異常が出ないことが多い
  • MRIや骨シンチグラフィーで炎症の程度や疲労骨折との鑑別が可能

💊治療法

🔸 保存療法

  • 運動の中止・減量
  • アイシング
  • 消炎鎮痛剤
  • ストレッチ:特に下腿三頭筋、足底筋膜
  • 筋力トレーニング:後脛骨筋、前脛骨筋
  • 足底アーチサポート(インソール)の使用
  • テーピングやサポーターの使用
  • リハビリ

🧘‍♀️予防法

  • ストレッチの徹底
  • 徐々に運動量を増やす(急激な負荷増加NG)
  • クッション性のある靴を使用
  • インソールで偏平足などの矯正
  • 柔らかい地面でのトレーニング
  • 正しいフォームの習得(専門家の指導を受けるのが理想)

□スポーツ損傷シリーズ(一般社団法人日本スポーツ整形外科学会HPより)
 https://jsoa.or.jp/pamphlet/sports-injury/