疾患
腰・背中
腰椎すべり症
「腰椎すべり症(ようついすべりしょう)」は、腰の骨(腰椎)の一つが前方や後方にずれてしまう病気です。腰痛や足のしびれ、歩きにくさなどが主な症状で、特に中高年の女性に多く見られます。
🔍 腰椎すべり症とは?
腰椎は通常まっすぐ積み重なっていますが、このうちの一つが前後にずれて、神経を圧迫したり、関節に負担をかけたりして症状を引き起こします。
📌主な種類
| 分類 | 特徴 | 原因・好発年齢 |
|---|---|---|
| 変性すべり症 | 椎間関節や椎間板の老化で椎骨が前にずれる | 中高年の女性に多い(特にL4/L5) |
| 分離すべり症 | 椎骨の一部(椎弓)が疲労骨折してすべる | 若い人、スポーツ選手に多い(特にL5/S1) |
🧠主な症状
- 腰痛(動作時に増悪)
- 足のしびれや痛み(坐骨神経痛)
- 長時間歩けない(間欠性跛行)
- 足の力が入りにくい(神経圧迫が強いとき)
- 前かがみで楽になることが多い(神経の圧迫が緩む)
🩺診断方法
- レントゲン:椎骨のズレを見る
- MRIやCT:神経の圧迫具合や周囲の状態を確認
💊 治療法
🔸保存療法
- 薬物療法
- コルセット装着
- リハビリ・ストレッチ
- ブロック注射
🔸手術療法(保存療法で効果がない・重症例)
- 神経除圧術:神経の圧迫を取り除く
- 固定術:すべっている骨をボルトなどで固定
🧘♀️ 日常生活での注意点
- 体重管理(腰への負担軽減)
- 重い物を持ち上げない
- 急な前屈・反らしを避ける
- 長時間の立ち仕事や座りっぱなしを避ける