疾患

肩関節周囲炎(五十肩)

肩関節周囲炎(けんかんせつしゅういえん)」は、いわゆる「五十肩(ごじゅうかた)」とも呼ばれる病気で、肩関節の周囲の組織(腱、靭帯、関節包など)に炎症が起きて、痛みと動きの制限が生じる疾患です。40〜60代に多く、自然に治ることもありますが、回復には半年〜1年以上かかることもあります。

🔍病態の概要

  • 肩関節の腱板・滑液包・関節包などに炎症が起き、硬くなって動かしにくくなる
  • 特に肩を上げる・後ろに回す・寝返りを打つときに強く痛みが出る

🧠主な症状

  • 肩の痛み
  • 可動域の制限
  • 夜間痛
  • 筋力低下

🩺診断方法

  • 問診と身体診察(肩の動き、圧痛、痛みの範囲)
  • X線(骨の異常を除外)
  • 超音波検査(腱の状態を確認)
  • MRI(腱板断裂など他疾患との鑑別に使用)

💊治療

🔸炎症期(痛みが強い時期)

  • 消炎鎮痛薬
  • 湿布・冷却
  • ステロイド注射(夜間痛が強い場合)

🔸拘縮期・回復期(動きに制限が出てきたら)

  • 温熱療法(血行改善)
  • 可動域訓練(ストレッチ)
  • リハビリ(理学療法士による運動療法)
  • ホームエクササイズ(ペットボトル体操など)

🧘‍♀️日常生活の工夫

  • 無理に動かしすぎない(炎症が強いときは逆効果)
  • お風呂で温めてからストレッチ
  • 寝るときは痛くない方を下にして、抱き枕で支える